ダイヤモンドの価値について
ダイヤモンドの価格はどうやって決まるのか
店頭に並ぶダイヤモンドの価格は、どのようにして決められているのでしょうか?
・需要と供給による価格変動、外国為替相場の影響、さらに流通経路に伴うコストによって、時々刻々とダイヤモンドの価格相場は変化し続けるものです。
・ダイヤモンドは、国際的に統一した品質評価基準に基づく“4C”と呼ばれる4つの要素で評価され、市場における価値が決定します。
・需要と供給による価格変動
・ダイヤモンドに限らず鉱物の市場価値相場、原石の採掘地域・供給業者が市場動向に合わせて、供給量を調整することによって形成されます。
・ダイヤモンドは国外で採掘されるため、日本はそのすべてを輸入に頼っています。その際の為替レートによって商品価格や相場が変動します。
“4C”品質評価国際基準
ダイヤモンドは、国際的に統一した基準が確立されているため、その価格と品質が保たれています。厳格に品質評価されたダイヤモンドには、国際的な流通価格や相場の指標となる国際相場が存在します。その国際相場が世界中のダイヤモンド取引での価格や相場を決める基準となっています。
Carat(重さ)
カラットは重量を表す単位です(1カラット=0.2g)。基本的には、カラットが増すほど、価値も高くなります。カラットごとの直径は以下のとおりです。
0.1ct:3.0mm
0.2ct:3.7mm
0.3ct:4.3mm
0.5ct:5.2mm
0.7ct:5.8mm
1.0ct:6.6mm
2.0ct:8.2mm
3.0ct:9.3mm
5.0ct:11.0mm
Color(色)
ピンクやブルーなどのファンシーカラーを例外に、ダイヤモンドの色は、無色透明に近いほど、希少価値が高くなります。
Colorless(無色):D、E、F
Near Colorless(ほぼ無色):G、H、I、J
Faint Yellow(わずかな黄色味):K、L、M
Very Light Yellow(非常に薄い黄色):N、O、P、Q、R
Light Yellow(薄い黄色):S、T、U、V、W、X、Y、Z
Clarity(透明度)
クラリティは透明度を表す基準です。傷や欠損、内包物の大きさや位置などを一定の基準に基づいて評価します。透明度が高いほど価値が高くなります。
Very Very Slightly Included:VVS1、VVS2
Very Slightly Included:VS1、VS2
Slightly Included:SI1、SI2
Included:I1、I2、I3
Cut(輝き)
ダイヤモンドの形と仕上げの価値を表す基準で、これがダイヤモンド全体の輝きに影響します。“4C”の中で唯一、人間の技術が関わる評価基準です。
Excellent:3EX H&C(トリプルエクセレント)
H&C EX(ハート&キューピッド)
Excellent(ノーマルエクセレント)
Very Good
Good
Fair
Poor